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燕三条ものづくりメッセ2023参考出品⑤
一輪挿しはあくまで花が主役なのだが、花を活ける花器いかに空間を構成するか、金属の板加工を生業とする私たちが提案する一輪挿し。金属の容器はどうしてもその肌合いから冷たい感じを与えるのだが、花の持つ生命力と反作用し、和モダンな雰囲気を作ることができる。一輪挿し正面にポストカードや写真を挟み込むことで花と絵の関係性が生まれそれぞれの意味性が変わってくる。
SUS304HL t1.0
試験管ガラス
W150 × D50 × H150
なるべく展示会の際には、植物を用いた商品を提案しています。金属製品はどうしても冷たい印象を与えてしまいがちなので、緑を添えることで少しは温かみを加えようという意図があります。弊社では定期的にビルや施設に設置する屋外緑化プランターを作成しています。大きなステンレス製の花壇で、ビル壁面に設置することでグリーンカーテンを構成します。
一枚の板を4回折り曲げ、底面でつなぎ合わせることで、表面につなぎ合わせ箇所を見せないようにしています。表面はヘアライン仕上げされた材料を使っています。鏡面仕上げよりは反射を抑えつつ、ステンレス特有の金属感を出しています。側面のパネルはモザイク模様とし、隙間から背面を覗き見ることができることで、奥行きを持たせています。底面に試験管受けの穴をあけた板を溶接することで、試験管を固定するとともに、重心を下に下げ、花を活けることで重心が上の方にかかり転倒する危険を防止しています。
一輪挿しは、花瓶の小さな口から複数の花々が咲き誇るように放射状に広がっていきます。均等に活けるのも花器の図柄と共鳴して形になります。重心を振って一方に大きく垂らすのも、生命の躍動感と金属の対比がでて形になります。季節の移り変わりに合わせ、手に入る草花を活けて眺めることで、花は生活に彩りを与えてくれます。
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