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燕三条ものづくりメッセ2023参考出品①
コノ字型に折り曲げたアルミ板20サイズと中心部分2パーツ、22個の部品で構成しています。想像力を掻き立ててくれる積み木。コノ字型という形状は、くみ上げていくことで木の枝のように伸ばしていくことができます。また、重ねて等間隔でずらしていくことでグラデーションを表現することもできます。
A5052 t3.0
200 × 100 × 40
表面処理:塗装
知育玩具というジャンルがあります。木製の高級積み木などがまず思い浮かび、立体パズルなども多くの種類があります。積層積み木は同じ形状の立体物を少しずつサイズを変えていくことで、地層のようにまた木の年輪のように等間隔ピッチで作られています。ロシアのおもちゃ、マトリョーシカがもっとも有名でしょうか。
木製で作られているものを金属の板で作る場合、素材の特性を考慮してリモデルする必要があります。金属は木に比べて比重が重く硬くなります。そのため、木製品より薄い厚みで十分な強度を保つことができます。樹脂で作る場合は、基本、成型用の金型が必要になり、十分な生産量を確保する必要があります。
積層する製品を作っていく場合、製品同士の隙間をどれくらいに設定するかが重要になります。あまりにも隙間を多くとってしまうと、空間が目立って積層構造の持つ美しさを表現することができません。対して隙間を詰めすぎると、製品同士が干渉しあいスムーズに取り扱うことができません。今回のコノ字型の形状の場合、0.5mmづつ隙間を設けたため、短手方向では1.0mmの隙間が空きました。塗装する前は隙間が大きすぎたかなと思われましたが、塗装してみると程よい隙間となり、こすれると塗装が剥げていくという試作ならではの現象にも見舞われることとなりました。
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