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燕三条ものづくりメッセ2022参考出品①
2台の三脚を柱として、アルミ製の棚を3段渡しています。棚の部分にU字型のスリットを入れることで、三脚を固定しています。壁面が見えることで奥行きを感じることが出来ます。脚のパイプ部分に棚のU字型スリットを組み合わせることで組み立てることが出来るため、容易に移設することが出来ます。短期間のイベントにも対応することが出来ます。脚は折り畳み式の為、コンパクトな収納になります。
組立時 寸法:2491 × 500 × 1608
三脚部 材質:SPCCt1.2
寸法:1660 × 500 × 80 (収納時)
表面処理:黒塗装
棚板部 材質:A5052t1.0
寸法:2000 × 400 × 30 (L)
1254 × 400 × 30 (S)
表面処理:クリア塗装
「無機質カフェ」というのが人気らしい、という記事を目にすることがありました。インスタ映えを狙った、個性的でカラフルな「映える」料理を提供する店で、背景に映り込む店舗の内装を極力シンプルで目立たないようにするもののようです。韓国ソウルなどで話題となり、そのブームが日本に上陸したものとも紹介されていました。店舗の内装を極力シンプルにする。コンクリートむき出しの壁に、ダクトが見える天井。設置されている什器は素材の色のままの生地か、白・黒・シルバーのモノトーン調のもの。近未来的にも見えなくはないがそこまでSFっぽくもない。そんな壁面什器をイメージして作成しました。
棚部分はアルミ材A5052t1.0を使用しています。アルミ材の切断はファイバーレーザー加工機で行っています。その昔、アルミ材のレーザー切断は、レーザーのビームが材料に乱反射して機械内部まで跳ね返ってくるリスクがある為、敬遠されていました。現在では技術の進歩によりそのようなリスクも軽減されましたが、CO2レーザー加工機で切るより、ファイバーレーザー加工機で切る方が、明らかに切断面・ドロス量の軽減に一日の長があります。
アルミ材は合金であるため表面処理を施さず生地のまま使用していくと、経年劣化による表面の摩耗が目立ってきます。アルミの表面処理には主にアルマイト処理と塗装があります。アルマイト処理は、アルミニウムの表面に酸化被膜を生成させるものです。ルミニウムを陽極として電解処理を行うと、酸素とアルミニウムの表面が結合し、耐久性の高い酸化被膜が作られます。塗装は溶剤を噴霧しコーティングするものです。
棚は、木工ボードやガラス板などで作ることもできます。使用する場所や店舗の雰囲気に合わせて、イメージに沿ったものを作ることが可能です。木工ボードであれば、オーガニックでナチュラルな感じにすることが出来ます。ガラス板であれば、素材が透明ですので、透明感のあるよりシンプルな空間づくりをすることができるでしょう。
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